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原発の危険性を考える No. 215 2017年8月18日発行 宝塚の会ニュース 〒665-0875宝塚市中筋山手3-2-10中川方 TEL/FAX0797-88-1381 郵便振替01150-8-61089 原 発 の 危 険 性 を 考 え る つ ど い 青田惠子さん(フクシマ避難者)の故郷布絵展と夫妻のお話 と き:ご夫妻のお話 9月17日(日) 14:00~16:30 布絵展 9月15日(金)~19日(火)10:00~17:00 ~ユネスコ市民芸術祭全期間~ (ただし最終日 ~15:00) ところ:宝塚市立国際・文化センター (阪急宝塚南口駅 サンビオラ1番館3階) お 話:青田惠子さん&勝彦さん (南相馬市から大津市へ移住) 共 催:宝塚ユネスコ協会 🌄 🌲 🌾 🍙 👒 🐂 🐕 ⛅ 🐟 青田惠子さんのお住まいは、南相馬市の福島第一原発から23kmのところにありました。原発事故のせいで、それまでの暮しの全てを残して滋賀県に移住。帰りたくとも帰れない故郷を布貼り絵で表現し、伝えたい思いを添えた作品を作っておられます。 青田さんの布絵は、≪故郷≫とは単なる場所じゃなくて、過ごした時の宝箱なのだと教えてくれます。記憶には限りがあり、誰も来し方の全てを覚えてはいられないけれど、変わらぬ風景が眼前に広がっておれば、畦道に家族並んで食べたおむすびの味や、友といっしょに赤トンボを追って駆け回ったはずむ気持ちを、実感として思い出すことができます。そこここに時の重なりをしまっていて、思いがけない時に「ほら、こんなこともあったね」と差し出してくれる過去の証人が≪故郷≫なのだと感じさせられました。 青田さん一家は20km圏外からの避難なので、「自主」避難者とされています。終生の地から誰が「自主」的に避難などするだろうか。放射能に「強制」移住させられたのです。 この理不尽に対する強い抗議が、本当に“までい”な仕事の布絵から立ちのぼってきます。布選びのセンスのよさ、手仕事の見事さに息を呑む。私たちが便利さと豊かさと引き換えに失ってしまったもので溢れています。多くの方々に見ていただきたいと強く願うものです。 また17日には、青田さんご夫妻にお越しいただき、お話を聞きます。 福島第一原発事故から6年以上が経っても、収束どころか、むしろ事故処理作業の困難さが明らかになっています。風化させることなく、自らの問題として原発を見据え、原発が奪ったものの大きさを噛みしめなくてはと思っています。 期間中、お時間がある時にぜひ! でも おふたりのお話も聞いていただきたいと思います。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 兵庫県の6団体が実行委員会を立ち上げ、元新潟県知事の泉田裕彦さんを招き講演会を開催しました。地方自治体に重くのしかかる原発防災について、原発立地県の知事として体験された現実とそこから見えてきた課題をお話しいただきたいと意図してのことです。 知事就任の直前に起こった中越地震、すぐに対応に乗り出さなくてはならず、その際阪神淡路大震災の経験自治体である兵庫県からの職員派遣は非常にありがたかったと話し始められました。大災害は頻繁な出来事ではないゆえ、経験や対策のノウハウの蓄積が難しいが、ひとたび大災害が起これば、即刻の適切な措置が要求される非常に重要な分野である。同一担当者が長く勤めるのが望ましいが、それも叶わず、よって、新潟県における2度の大きな地震と原発火災事故の体験を語り広める責務を痛感しておられることが、ヒシヒシと感じられました。 原発事故の場合、5~20km圏は屋内退避とされているが、地震が原因であれば、余震が怖くて室内にはいられない、または家屋が壊れて隙間だらけとなり、放射能を防ぐことはできない。/5km圏内からの避難にしても、道路が分断されたり、自家用車の大渋滞が起こる。/救助に向かうバスの手配や運転手を揃えることは実際上不可能。放射能汚染地への一般人の派遣に補償制度はないし、自治体職員にも、放射能被曝を前提とした任務は課せられない。/停電や防災用バッテリー切れなどで通信が途絶えた場合、地元に情報が全く入らない事態も発生しうる。/現在ヨウ素剤は学校や保健所に備蓄、事故時に配付となっているが、複合災害の際はほぼ不可能。/原発事故に関して、自治体職員が専門知識を持っていないのがほとんどで、対処できないし、複合災害の場合総合的な判断が必要だが、役所の管轄が縦割りになっていると機能しない。/緊急時の対策のみならず、避難生活の長期化が予想される場合は、地域コミュニティの維持やお年寄り対応が、以後の生活に大いに影響することを考慮に入れた対処が大事。などなど経験者ならではの見地から具体的な指摘をされた。 また、福島第一原発事故に言及し、原発事故は「止める」「冷やす」「閉じ込める」が重要だが、F1の場合、「冷やす」決断(海水注入)が遅れたのは、決定権が誰にあるのかが不確かだったため。事故の経験から意思決定の体制整備をすべき。/「冷やせ」なかった結果メルトダウンに至ったが、東電はメルトダウンの事実を長い間隠していた。事故に関してマスコミの追及も十分ではない。/その他様ざまな事故対応の不備が露呈したにも関わらず、その後の改善がみられない。「まずいと思ったことは、どんどん発言していこうと思う」と述べられた。福島の免振重要棟は柏崎刈羽の経験からの進言によって建設されたものだそう。 次いで、帰還政策についても、5mSv/年が日本の放射線管理区域の定義で、域内では食事や18才未満の就労も禁止なのに、帰還の基準が20mSv/年以下とされ、そこで赤ん坊を育ててもよいとは!!と、許しがたい矛盾に憤懣やる方なしの口調だった。 その後の質問にも明快な返答があり、この講演会にもっと多くの自治体議員や職員の参加があったならと思ったことです。実行委員会で「できるだけ多くの方、特に原発に反対してはいなくとも、防災の観点から重要な関わりを持つはずの人々の出席を呼びかけよう」と各実行委員が居住市町の行政に働きかけたのですが、さほどの効果は見られませんでした。振り返りの会でも、「もたいないなぁ」との感想。私たちはすでに脱原発と決め、ささやかでもできることをやっていますが、「世論の半数は原発反対」とアンケートなら反対と答える人たちは一体何をしてるんでしょう。「誰かが止めてくれるでしょう」じゃ、原発は止まらない。 (たなか) ~~~~~~~~~~~~~~~ 報告 核燃サイクル撤退のとき(6/25) 6月25日、脱原発政策全国ネットワーク・関西福井ブロック主催の上記集会に参加しました。国との直接討論だったはずが、要請した資源エネルギー庁、日本原子力開発機構、規制庁からの参加ゼロで、急きょ門外漢の近畿経済局・資源エネルギー環境部長永山純弘さんの出席となりました。のっけから中央省庁の無礼さを見せつけられた格好です。 まず、フランスの6人の反原発関係者とのインタビューDVD『未来無き原子力産業、しがみつく日仏ロビー』の上映。フクシマで痛い目にあった日本の推進派(懲りてないけど)に対し、原発75%のフランスの推進派内では未だにフクシマ以前のような原発信仰が蔓延しているようです。特に日本がもんじゅの代わりにフランスと共同開発しようとしているアストリッド高速実証炉については、みなさん口をそろえて「スーパーフェニックス同様廃炉になるだろう」、「商業化できるとは思わない」、「日本はフランスに対してもっと慎重になるべき」などと忠告。約5,700億円の半額を日本に要求するフランスとの共同研究など、金食い虫の机上の空論で、もんじゅの二の舞になること必至であることを私たちに示してくれました。 それでもパリ市は今年の1月から公共施設で使うエネルギーを原子力ではなく再生可能エネルギーにすると決定したそうで、徐々に脱原発の空気は流れ始めているようです。パリには「パリ協定」の名にかけて脱炭素、脱放射能を実行してもらいたいものです。 続いて、討論に入り、中嶌哲演さんや服部良一さんたちが永山さんに質問をぶつけました。①核燃料サイクル問題について、②新高速炉研究について、③もんじゅ廃炉の諸問題、④余剰プルトニウム問題、⑤再処理の諸問題。ほとんどが後ほど回答するとの回答でした。 その後、中嶌さん、服部さん、宮崎寛さん、今大地晴美さんたちのお話による学習会。遠く青森から来られた山田清彦さん(核燃阻止1万人訴訟原告団)はもんじゅとともに核燃サイクルの要となる再処理工場が今ガラス固化の失敗で止まったままであることや、多くの核施設を有する六ヶ所の危険性について話され、30キロ圏内に住んでおられるという恐怖感が会場を冷気で包んだようでした。 最後に「一刻も早く核燃サイクル政策から撤退してください」の政府その他への要請文を拍手で採択。この日は神戸とのダブル集会でしたが、双方ともに盛会で、関西における原発反対市民の強い想いが結集した日となりました。(なかがわ) お勧めします! ◎ 山崎隆敏さん著『なぜ、「原発で若狭の振興」は失敗したのか?』 白馬社 850円+税 ◎ 長田浩昭住職講演録『いのちを奪う原発』日本基督教団宝塚教会 0797-77-5101 ~~~~~~~~~~~~~~~ 大切なことは科学技術の開発と共に人間としての倫理 宇宙物理学者、池内了氏による「科学者の戦争加担を再び繰り返さないために」と題した講演会に行ってきた。以前にこの欄で、2017年度の防衛省予算案が、大学などの研究機関を対象にした研究費制度の費用として、昨年より大幅増の110億円が盛り込まれたことの問題を書いたことがあるが、池内氏はこれにいち早く抗議をした人の一人だ。科学技術の発展は社会を豊かにしてきたが、そこには常に軍事と民生の二面性があることから話は始まった。空気中の窒素を固体にすることで窒素肥料を作り、これは大きな農業革命になったが、一方では毒ガスの開発にもつながっていった。戦時中、ノミにペスト菌を仕込んでばらまかれたことがあったが、ノミは生き物なのでもっと安定的にばらまく方法として、今は昆虫や鳥に似せた生物の小型飛行体という方法が研究されていると言う。また、昔の人間魚雷にとって代わるのが、ドローンを水中で操縦するという方法だ。戦争というのは味方の兵士をいかに失わないようにということが大切だから、こうした技術革新によってこちらの人間が死ぬことはないが、これらの兵器が使われた向こうでどれだけの人間が死ぬかということを考えてはいない。開発した技術だけを良しとしてしまうことのこわさだ。また、陥りやすい論理として、池内氏は核の開発も自衛ならいいという人もいるが、これまで起こった戦争はすべて自衛のためと言って始まったと指摘した。 また、軍事研究が大学に入り込むと、秘密研究となり(学長でさえ立ち入れなくなる)それは公共財でなくなる。そのことにより、研究が万民のための真理の研究でなくなり、学生への影響も大きくなる。大学が軍のための人間を育てていいのかと話され、明治大学と法政大学が軍事研究のための応募をしないとアピールしたところ、入学者が増えたそうだ。最後に、市民として科学や科学者とどう付き合うかというところで、市民感覚からずれているのではと思うことは遠慮なく批判すべきで、市民の直感、おかしいなと思うことは大抵当たっていると述べ、また、科学者自身も研究と共に人間としての倫理も並行して学ぶべきだと締めくくった。 倫理と言う言葉を聞いた時、最近の安倍政権に欠けているものはこれだと痛感し、社会がどんどんおかしくなることに、市民はもっと批判しないといけないと思った。森友問題であれほど、知らない、文書は残っていないとしらを切りとおした財務局長が国税庁の長官になること、加計問題で誰が聞いてもおかしいと思うことが、肝心なところで「記憶がない」で済まされてしまう。こんなことを許していたら、この国には正義や倫理なんてまるでないことを認めてしまうことになる。 「ヒトラーへの285枚の葉書」という映画を見た時、あれほどものが言えない戦時中のベルリンで息子の戦死はヒトラーのせいだと葉書に書き、街のあちこちに置いていった老夫婦の勇気を、共謀罪の法案が通ってしまった日本で、今、私たちはかみしめなければと思った。支持率は下がったとは言え、内閣改造で少しぶり返し、なお35から40%の人が支持している安倍政権をしつこく批判しよう。長崎の原爆の平和記念式典で被爆者が安倍首相に「あなたはどこの国の総理か」と言った勇気を日本人みんなが共有しなければならない。 池内氏の講演の後に、関西大学の高作正博氏の発言があり、加計学園の問題で、大学新設には石破4条件というのがあったが、獣医学部はバイオテロを含む防衛、生物化学兵器への対応ということで新たなニーズを打ち出せる点があり、これが4条件の一つであることから決まっていったという指摘に驚き、今後も政府の動きから目を離してはいけないと思った。 (辰野純子) 👒 👒 👒 お 知 ら せ 👒 👒 👒 *原発立地からみた社会の潮目 講師:高橋一隆さん(毎日新聞社小浜支局) 8/26(土)13:30~16:30 神戸市教育会館 404 主催:さよなら原発神戸アクション090-3652-8652 *青田惠子さん(フクシマ避難者)の故郷布絵展と夫妻のお話 布絵展示: 9/15(金)~19(火) 10:00~17:00 最終日15:00まで ご夫妻のお話: 9/17(日)14:00~16:30 宝塚市立国際・文化センター(阪急宝塚南口下車 サンビオラ1番館3階) 主催:原発の危険性を考える宝塚の会 0797-74-6091 *アニメーション・浪江消防団物語「無念」~自主上映と「お話」を聞く会~ 10/1(日)13:15~16:45 弁天町ORC200生涯学習センター 講堂 📽第1回上映:13:20~ ・お話:14:30~ 「絶対安全はない!原発事故を体験して」岡洋子さん(浪江まち物語つたえ隊) 📽第2回上映:15:40~ 主催:チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西 (賛同募集中)0797-74-6091 *なぜ「原発で若狭の振興」は失敗したのか 講師:山崎隆敏さん 10/1(日)13:30~16:30 神戸市勤労会館 308 主催:さよなら原発神戸アクション 090-3652-8652 *10・15 大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会 10/15(日)関電本社前集会:13:00 うつぼ公園集合:15:15 デモ出発:15:30 主催:大飯原発うごかすな!実行委員会 090-1965-7102 *第7回さようなら原発1000人集会 ~破たんした原発政策~ 10/29(日)13:30~(開場13:00) いたみホール 主催:さようなら原発1000人集会実行委員会 090-3613-7069 福島事故関連費と原発コストを「電気の託送料金」に転嫁しないでください 署名にご協力を!! 同封チラシを知り合いの方々とごいっしょにお読みください。 今年5月に策定された東京電力再建計画=「新々・総合特別事業計画」は21.5兆円にも上る損害賠償・廃炉費の大半を電気料金や税金で賄い、東電役員・株主・金融機関を免責し、東電の救済を図るものです。その重要な柱が「8.6兆円の託送料金への転嫁」です。新電力へ契約変更した電力消費者からも損害賠償・廃炉費を回収することで、東電や電力大手は競争力を維持しようとしています。これができなければ、原発はコスト高で維持できません。(若狭ネットニュースより) 署名はGENKIのメンバーに渡すか、若狭ネットに郵送を! ~~~~~~~~~~~~~~~
by 9genki9
| 2017-08-20 07:05
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